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2020-09

裏話あれこれ

純粋に疑問なんですが、ファンタジーを読む時って
①物語の世界に入って楽しむ
のか、
②現実社会と比較して読み進める
のか、第3の読み方なのか…

自分は圧倒的①なんですけど、意外と現代社会と比べて読まれるかたの
声を聞くもので。
何と言うか、現実から離れたくてファンタジージャンルを選んでいるわけなので
描き手としてもしばし日常を忘れてもらいたくて描いてるんですよね。

こういう風に読んでほしいとか言うつもりはないですが、現実で起こる戦争や差別
貧困問題などとシンクロさせて読まれるのも、それはそれで色々と思いを巡らせられて
良いものなのでしょうね。どうしても自分の周辺や常思っていることとは切り離せなかったり
するし~。

灰ヴァリでも戦争や差別などの問題を扱っていますが、
これネタバレになるけど、作中に出てくる「ネグダヴィアン」への差別は実は
単に肌の色、髪の色など表層的な人種間の差別ではない、ということが
明らかになっていく、というお話です。ので、現実社会で問題とされている
人種差別ともまた違うわけで。今の時点では明らかにしてませんので
一見表層的な差別を描いているようにしか見えないと思いますが。
あと、男女の性差の問題についても、
アルビニアでは女王制がとられていますが、これもいわゆる「男だから」「女だから」
ということでなく、女性が王位を受け継ぐに至ったわけというのがありまして。
男女の違いからくる制度の軋轢ではなく、根深い迷信や妄信から来ている制度なので
問題は男尊女卑でも女尊男卑でもないんですね~。

まぁしかし人間を描く以上、問題となるのは現実でも起こっていることになるわけで。
単純に、この漫画が21世紀の現代と比べての前時代的な内容であり、
迷信や間違った思想、差別などを乗り越えてきた現代人が読むと「このキャラ達は何やってんだ?」と
思われても仕方ないのかな、とも思いますが
これってファンタジージャンルの抱える問題点でもある気がするなぁ~。

文明の発達度からの、例えば銃や近代兵器に対しての剣だったり弓だったり
投石器だったり。城攻めだったり。当然のように扱われるモチーフではあるけど
それに応じて人間性の成熟度合いも現在と比べて圧倒的に古い考え方をしていないと
おかしいのか?それとも現代人が読むのだから今の思想や発達度に合わせた
人物を出したとして、そのキャラが先進的だということになるのか?
それとも架空世界なのだから考え方から何からかけ離れていてもOKなのか。
しかしその一方で、21世紀の現代においても驚くほどありえない迷信が根深く
はびこっていたり、偏見や差別は決してなくなっていなかったりしますし。
そうなると人間の本質は変わらないってことでいいのか(笑)

歴史や史実を扱った作品であれば、その時代に合わせた考え方の人間を描けばいい
わけで、何も問題ないですけど、ファンタジーはなぁ。

難しい…

例えば3話では「黒の呪いだ」と言い放つ大公に対してフェルナン医師が
「呪いなどありえない」と反論しかけるんですが、ここではファンタジー世界に
則った場合「呪いは実在する」というのが正しくて、
「呪いは非科学的」というフェルナンの方が圧倒的少数派で変人なんですな~。
フェルナンは「ドラゴンなどいない」と言ってるようなものですから(笑)
お話的にはここからどんどん非科学的に、まじないや魔法がバンバン出てきますので
フェルナン先生には受難となるでしょう(´_ゝ`)
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